猫のブリーダーさんが我が家に!
うちの3匹の猫は、それぞれ別のブリーダーさんから譲って頂いたにゃんこです。
里親を探しているにゃんこを譲り受けることも考えたのですが、やはり10年以上は生きる動物です。どんな猫でも飼ってしまえば家族、宝物のように可愛くなるのは言うまでもないことですが、一度は飼ってみたい純血種。次に飼うチャンスがやってくるのは10年以上先、その時に果たして自分は万全の体調でいられるか、再び多頭飼いできる状況なのかは自分でも確実ではないので、やはりどうしても欲しいという時に飼うべきだろうという結論に達したのです。
さて、譲ってもらった人がブリーダーさんにお宅に猫を里帰りさせたり、預けたりということはありますが、ブリーダーさんが里子に出した家に訪問というケースは少ないかもしれません。そんなことを全ての子にしていたら、体がいくつあっても足りないからです。しかし、今回ブリーダーさんが我が家に来てくださることになりました。
アメリカンショートヘアー・シルバークラシックタビー専門のブリーダーさんであるNoble Chatonさんで、檸檬のお里のお父さんお母さんになります。ご夫婦の特に奥様がうちの檸檬を譲る前までとても可愛がってくださっていたそうで、愛着ひとしおなので、新居拝見がてら会いに来てくださるとおっしゃるので、大喜びでお迎えしました。今回、アメリカに行かれたNoble Chatonさんが檸檬のためにわざわざ選んだ猫じゃらしのお土産を持ってきてくださいました。というか、そもそもはそれを渡すということが話のスタートだったような気もします。
ともあれ、遠路はるばるお越しくださったお二人。CFAのサンフラワー キャットクラブのキャットショーのクラークを務めたり、仮装大会では奥様が大張り切りで衣装を縫われたり、またその「臭いがしない家」で猫雑誌「Cats」の取材を受けられたりしているので、結構ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
何しろ、キャッテリーさんのお宅を初めて訪問した時、「本当に猫が沢山いるの?」というくらい、本当に猫の臭いが全くしなかったというキレイなお宅でした。裏技は何も無く、地道にコマメな掃除をなさっているからなのですが、そんな奥様をお迎えするに当たって、私もやや緊張してハッスルして掃除するつもりでしたが・・・、はい、ご存知のように私は先週ギックリ腰をしたので、掃除はほとんどできません・・・。(T_T) こんな家にお迎えするのは不本意でしたが、最低限の掃除でも褒めて頂けたのでホッとしました。臭いと毛には普段からかなり気をつけてはいたので、なんとかなったようです。(実は猫のトイレ掃除はとても好き)
前置きが長くなりました。お待ちかねの檸檬とのご対面です。
「・・・誰かお客さんだにゃ。」
半年ぶりでしょうか。会うなり奥様が
「可愛いーーっ!」
と言ってくださったのが聞こえます。良かった~、ちゃんと可愛く大人になってるんだわ。ブリーダーさんにそんなに声をあげてもらえるくらいに育っているなら、私の育て方も間違ってはいなかったようで、安心しました。檸檬はとても可愛く生まれているのに、うちに来て可愛くなくなってしまったら、それは育ての母である私の責任ですからね。
まずは、にゃんずのお昼ごはんをちょっと引っ張って、檸檬の「喜びの舞い」を見ていただきました。でも、お腹が空きすぎて、舞う余裕が余りなく、(いつもはぴょんぴょんと後ろ足で立ったままジャンプしてお皿に近づくので可愛いのです♪)お皿を顔の前に持ってきたら、床に置く前に顔を突っ込んでしまいました。あらら。
檸檬さんに限らず、我が家には息子のお友達やら、宅配便の人やらがしょっちゅうやってくるので、にゃんずたちは殆ど人見知りをしません。特に家を建ててしばらくは、何度も住宅メーカの人が家の中を出入りしたので、家の中に家族以外の人がいても、特に普段とは変わりません。
しかし!!この日は注目が檸檬さんに集まっていたせいか、檸檬さんはただならぬ熱い視線を感じたか、なんかちょっと普段より緊張気味です。めったにないことですが、お客様から逃げるではないですか。(T_T) 息子の教材の販売員さんのカバンにスリスリしにやってくるくらいなのに、なぜ肝心のブリーダーさんから逃げるーーー?
でも、そこは猫マスターであるブリーダーさん、お土産のねこじゃらしの扱いにかけてはプロですから、檸檬もあっという間にひきつけられます。
今回、「檸檬さんは天然物の毛のものが好き」と伝えてあっただけに、喜ぶなんてもんじゃありませんでした。(^_^;) ウニ以外のものにうなるなんて、ブリーダーさんのお宅にいた時以来かも。さすが!!
お土産の入っている袋に近づいて、一気に3本くらい、まるごと咥えてうなってます。(^_^;) そんなにツボに入ったんだねぇ・・・。
お茶を入れたりしていたら、夫が台所まで来て
「さすがプロ。もう、猫じゃらしの使い方からして違う!!」
と嬉しそうに報告してきます。なるほど、行ってみたら確かににゃんずは興奮のるつぼと化していました。大袈裟な動きはしないのに、猫の気を引く絶妙な動きをするんですね。いやぁ、すごい。
今回、キジの羽がみなにゃんにはウケたらしく、高速多段猫パンチを繰り出すさくらの姿や、ジャンプする楓の姿も一緒に見ていただけてよかった。
檸檬さんも、普段の5倍速の猫「なで」を繰り出して(彼の場合、パンチではなく、撫でる(^_^;))大ハッスル。口でつかまえようとする速度も2倍速。おおおお。すごい。
いやー、ブリーダーさん、さすがです。
以下、長いので次回に続きます・・・。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
昨日はおじゃましました。先日私の親ブリーダーさんがウチに来たときの事を考えると、harumiさんもけっこう緊張したんじゃないかと思います。
でも本当にお宅も猫も素敵でしたよ。猫飼いさんのお宅に行くと、つい掃除の具合など環境面に目が行きがちなんですが、やっぱり一番端的にその家の状況を表しているのは猫本人なんですよ。猫たちのしぐさを見れば健康状態もわかりますし、かわいがってもらっているのもわかります。その点、harumiさん宅は本当に猫たちを大切にしているのが良くわかりました。これならみなニャン幸せな猫生を送ってくれるでしょう。
投稿: Noble Chaton | 2007年2月13日 (火) 19:10
Noble Chatonさん
遠いところをお越しくださり、ありがとうございました。本当に楽しいひとときでした! それにしても、お二人ともやっぱりにゃんこが好きなんだなぁ~と、ひしひしと伝わってきました。
檸檬はもちろんですが、さくらや楓に対してもとても暖かい眼差しだったのが印象的でした。すぐ横で眠ってしまった楓を、奥様がずーっと撫でてくださったのには感激でした。
猫たちのことは、本当に大切にしています。もう、可愛くて可愛くてしょうがないんですもの。でも、自分の実の子でも分からなくて試行錯誤していますから、ましてや言葉の通じない猫ですからどんなに表情やしぐさで思いが伝わってきても、やっぱり試行錯誤はしてしまうものですね。彼らの人生の8%~10%はもう過ぎてしまったのだと思うと、もう本当に一瞬一瞬がとても大切です。彼らをもらい受けて、我が家にきてくれた彼らは、その生活環境の100%を自分達に依存しているのだと思うと、身の引き締まる思いだし、精一杯してあげたいと思います。
猫に対する気持ちを伝え始めたら終わりませんので、この辺で。また遊びに行かせてください。
投稿: harumi | 2007年2月15日 (木) 01:09
うぉ・・・。
我が家にハインツのブリーダーさんが来たら・・・、
泣きながら「可哀想だから連れて帰ります!」って
言われてしまうかもぉ(T_T)
ま、そんなことは無いと思うけど、緊張するかも。
投稿: カゴメのかーちゃん | 2007年2月15日 (木) 01:34
カゴメのかーちゃんさん
確かに、ちょっとだけ緊張しました。子どもの家庭訪問を受けるような感じでしょうか。(^_^;) でも、付け焼刃で家の掃除はできても、猫同士の関係とか猫本にゃんの健康状態や手入れなどは一朝一夕にできることではないので、もうそのままを見ていただくしかないですよね。それだけに、褒められてとっても嬉しいです。いやー、「何でこんなに毛が薄いんですか。」とか「なんでこんなにトロくなったんですか。」とか「なんでこんなに鳴き猫になっちゃったんですか。」とか突っ込まれたらどうしようとは思いました。だって、ブリーダーさんとこでは毛がふさふさして、よく動いて、静かだったんですもの~!
投稿: harumi | 2007年2月15日 (木) 14:55