更新が滞ってすみませんでした。怒涛の締め切りがあったのと、ほぼ同時にギックリ腰になったので、ネットどころか椅子に座るのも困難でした・・・。(T_T) ヘルニア持ちなので今回はちょっとギックリというより、ヘルニアの再発らしく、3日寝ても良くならないです。明日は病院に行きます。何しても痛い・・・。
さて、数日前に夫あてにAmazonから「iPod用スピーカ」らしきものが届いたのを見つけたので、私も早く見たいと思って尋ねると「何のこと?」とシラを切るではないですか。
今朝も尋ねましたが、知らないと言い、話が及ぶと無口になってしまいます。ああ、結婚して15年も経つとこうして妻への説明もいちいち面倒になってしまうのかしら・・・、寂しいものね。昔はそんな人じゃなかったのに・・・と、何となく私も冷たく当たってしまいます。
すると、夫が例のスピーカの箱を持ってきて、無言で私の前に置くではないですか。問い詰められたからって、今度は「そんなに見たいのなら、見れば?」みたいなことしなくてもいいのに・・・と、悲しくなりました。
夫は私の前に、一枚の正方形の封筒のような小さなものも置きました。そして夫はもうひとつ、今度は小さな小箱を私の前に置きました。
「先にあげたのは、おまけ。プレゼントは、こっち。」
ええええ?? 訳が分からないです。何?どういうこと?
小箱を開けてみました。
なんと!iPod nano
が出てきたではないですか。欲しい欲しいってずーっと言い続けてきたものです。
「バレンタインだし・・・、少し早いお誕生日プレゼント。」
「ええええええええ~~~~~っっっ。」
言葉が続きません。あのスピーカは、私のためにnanoに合わせて彼が色々見繕ってくれたであろう品物だったのでした。彼にしてみればサプライズのつもりがスピーカの写真入りのダンボールのまま送られてきたから私に見られてしまい、困っていたのかもしれません。
「ありがとうーーーーーーーーーーっっっ!!」
きっと彼は、放っておいたら私はシャホーと、9800円くらいの安いスピーカを買いかねないと案じたのでしょう。箱からスピーカを出してみたら、作りのしっかりした、名の知れたメーカーのスピーカを選んであります。サイズの割りに重さがあり、決して安作りな製品ではないのが分かります。ええーーっ、こんないいもの、台所に置いちゃっていいの?本当?いやん、嬉しすぎる!!O(≧∇≦)O
それに、四角い封筒みたいな包みを開けたら、中から出てきたのは
Queenの5枚目のアルバム"The Day at the Races"(邦題:華麗なるレース)
なにこれーっ、CDなのに、パッケージが紙で、昔のLPのを模してあるーーーっっ!ぎゃーーー、懐かしい!!こんなのあるのぉ? CDは持っていたけど、知らなかった!嬉しい~~~~っっっ!!!
そしてついにnanoを開けました。実物を手にするのは初めて。薄い。小さい。赤がきれいで可愛い。赤は限定色で、この赤いボディの売り上げの一部が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付されると書いてありました。赤は私のラッキーカラーだし、好きな色なので色々な意味で嬉しかったです。見とれていたら、夫が裏を見せてくれました。
「文字入れしてくれるんだよ。」
そこに書かれていた文字は・・・
絶句。嬉しくて、涙で言葉が出ません。私はこの人の何を見ていたんだろう。口をきいてくれないのは15年たったから人が変わってしまったのかもしれない、なんて思って。ごめん。分かってない、ちゃんと見てないのは私の方だった。彼はちゃんと私を見てくれていたし、私が何を一番喜ぶか知っていたのに。
ご存知の方もあるでしょうが、さっきもらったCDアルバムの中に入っているQueenの曲のタイトルなのです。
"Teo Torriatte (Let Us Cling Together)"
「手をとりあって」(英題訳:ずっと一緒にいよう)
日本は、Queenというバンドをどこよりも先に認めて熱烈に迎えた国です。その日本のファンのために日本語を織り交ぜてブライアン・メイによって作られたこの曲は、日本人Queenファンにとっては特別なものがあるのです。「手をとりあってこのまま行こう。愛する人よ。」フレディ・マーキュリーが日本語まじりで歌うその歌詞は、Queenというバンドと日本人ファンのつながりを歌っているようでもあり、愛情で結ばれた者同士の絆を歌っているようにも受け取れる、そんな隠れた名曲です。それを知って、敢えてこの言葉を刻んで妻にプレゼントする、この思いやりとも、キザとも取れる夫の心配り。
もう。もう。この人は!!
嬉しすぎて「ありがとう。」しか言えませんでした。そしてちょっと最近いじわるだった自分のことを詫びたのです。
そしてnanoは・・・

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