我が家にサンタさんは来たか
小6息子のところには、昨年までサンタさんが来てくれていた。しかし、今年は
「サンタなんていない。お父さんかお母さんが買ってくれてるんでしょ。」
と言い出したので、私は言った。
「違うわよ。毎年私がフィンランドのサンタさんに英語でメールを出してるのよ。だから毎年クリスマスの一週間前までに欲しいものを具体的にメーカーと商品名まで調べるように言ってるの。その証拠に、小2のときにフィンランドからサンタさんのお手紙が届いたじゃないの。」
そう、我が家に来るサンタさんは、実に近代的なのだ。近年のネットの普及でサンタさんにはメール注文できる。そしてサンタさん宅には世界中の子どもから寄せられる手紙やメールに対応できるように巨大郵便受けや巨大サーバがあり、amazonのごとく流通センタのようなものもあるのだ。サンタはサンタクロース.comという名のシステムを立ち上げているということのようだ。もちろんFaxオーダーも受け付けてくれる。大量の注文がある上、空輸やトラックではなくトナカイのそりで運ぶため、注文の締め切りはイヴの一週間前まで。それ以降は品物の交換はきかなくなる。これだけ読むとフィンランドを代表するグローバル流通王のようだが、営利目的ではなく愛による贈り物なので、彼は質素な暮らしをしているらしい。
ちなみに、かつてフィンランドのサンタさんから本当に息子にお手紙が届いたことがある。実はこれは未だにどうして届いたのか分からないのだ。
しかし、息子は「うちは家を建ててからALSOKまで入れているのに、実在したとしても、入りようがないじゃないの。」と鋭いことまで言う。
そんなこんなで、今年は息子がサンタさんを信じないと言い張るので、「信じない人は、サンタさんからプレゼントはもらえないよ。」と私が言った通り、今年は25日の朝になっても何も枕元には無かった。その代わり、何もなしでは気の毒なので親がニンテンドーDSのソフト「おいでよ動物の森」を買ってやった。
来年のクリスマスにはもう中学生になっている息子。もう中学生になったらサンタさんは来ないことになっているので、今年が最後のチャンスだったから、息子もちゃんとサンタさんを信じていれば良かったのにねぇ、勿体無い。息子にすればサンタさんからもらおうが、親からもらおうが、望みの物が手に入ればいいのかもしれないけど、なんか夢がないなぁ。
でも、一番夢がないのは、こんなシステマチックなサンタ像を作り上げてしまった母親の私かもしれない・・・。
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コメント
サンタシステムを館がえ出した母、『ALSOKがあるから』と言う息子さんとの会話が、はるみさん家らしいですね!「流石っ!」と思いました。
サンタさんの魔法が解けてしまったようですが、サンタさんを信じていた時の気持ちを忘れず素敵な青年になっていただきたいです。
とはいえ、3○歳になってもクリスマスを過ぎても『サンタさん来ないなぁ』と待つ私みたいになったら困りますけど…(;^_^A
投稿: hm_ato | 2006年12月28日 (木) 08:42
↑
誤;館がえ
正;考え
投稿: hm_ato | 2006年12月28日 (木) 08:45
小学校高学年になってから「サンタの正体を突き止めてやる」と深夜まで起きていたりするので、今年はサンタさんもゆっくり眠ることができたんじゃないかな。
投稿: かず | 2006年12月28日 (木) 13:11
hm_atoさん
アトさん、サンタさんを信じているんですね。信じていればきっとまた来てくれますよ。それにしても、そうか、こんな合理主義の母親だから、ALSOKのことを考えるような子になってしまったんでしょうね・・・。
かずさん
そう。今年のサンタさんはとても楽できたと思います。何しろ、虎視眈々と来訪の瞬間を待ちわびている息子くんの枕元に姿を見られずにプレゼントを置くという至難の業を毎年繰り広げてらっしゃいましたから。ご苦労を知っているだけに、今年は安堵されたことと推察します。
投稿: harumi | 2006年12月28日 (木) 14:37