言い訳
言い訳。
goo国語辞典で引くと
いいわけ いひ― 0 【言(い)訳/言(い)分け】
(1)自分の言動を正当化するために事情を説明すること。また、その説明。弁解。
「―は聞きたくない」
(2)筋道をたてて物事を説明すること。解説。
(3)過失・失敗などをわびること。謝罪。
「義理ある中の―と/人情本・梅児誉美 3」
(4)言葉をつかい分けること。《言分》
「場面による―」
でも、海外で育っていると、「何も主張しないのは自分の非を全面的に認めることで、状況の説明をするのは義務に近い。」という文化でも生きてきたから、知らず知らずに状況を説明しようとしているのだろうな、とは自分で想像がつく。
自分の正当性を主張しないまでも、なぜそうなったのか説明する権利はある、というのがヨーロッパの考え方だから。
・・・と、まぁこうつらつら書いていることそのものが既に言い訳っぽい。どこまでが説明でどこからが言い訳なのか、最近ちょっと悩ましい。
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コメント
「だって」禁止! ってのは、おいらも子どもによく言います。「だって」がそもそも言い訳の枕詞だと思うから。
「でもね」と言われたら、その後の言葉を待ちます。「お父ちゃんは、そう言うけど、でもね……」と自分の考えを話そうとするサインだと思うから。
言葉って字義通りには受け止められないんで、こういう割り切りもいかがなものかとは思うけど……
自己防衛的に「だって」を使うのはNGだけど「どうして?」という問いかけに対しての「だって」はありかな、とか。
最近、言葉ののりしろがどんどん小さくなってる気がしてます。
投稿: abytail | 2006年8月17日 (木) 04:19
abytailさん
子育てをしていると、親が自分に言い続けていた言葉の意味を改めて知りますよね。
私も、息子には「だって」禁止です。小さな子でも、状況を冷静に聞いてやると、「だって」とは言わないんですよね。これ、子育てして得た大発見。時系列に、何が起きたのかを聴くと、ちゃんと主語動詞の整然とした文章を幼児でも話しますよね。
「でもね」ですか。分かる気がします。うちでは特に気にしたことはないのですが、子どもなりに、主張があるときは「ちょっと待って!」とこちらの言葉を遮ってでも事情を説明してきます。
ああ、でも大人って、事情の説明さえ許されない厳しい世界ですよね。結果が全て。事情を説明している暇があれば、ミスを挽回してろ、です。分かっていたはずなのに、言い訳が多くなったのには、加齢による処理能力の低下や集中力の低下に気づかずに、自己チェックをしてこなかった自らのレベルチェックの不足が陰にあったと思います。これからどんどんそうなるでしょうから、気をつけないといけないなぁ、とつくづく思いましたね。
投稿: harumi | 2006年8月17日 (木) 08:32
厳しいお父さまだったというのはよくうかがいましたが、たしかにヨーロッパにいると言い訳というか自己防衛、自己主張は非常に重要ですね。
黙ってハイハイ、なんて言ってると言ったことを聞いてないんじゃないか、くらいにウチの相方なんぞは思ってますから。
自己主張と自己中心主義(いわゆる自己チュー)が混同されがちな日本で、相手に上手く自分の言いたいことを
言う難しさ、あります、あります。
自分の言いたいことを上手く理解してもらえないつらさもよくわかります。
私なんか毎日、ソレです。
でもドイツ語だからしょうがない、で逃げてますが・・・。
日本語で伝わらないのはツライですな。
でも「そりの合わない」人っているモンです。こっちが何を言っても悪意のあるようにとられても・・・そういう人に当たってしまうと残念無念ですが・・・。
投稿: akberlin | 2006年8月23日 (水) 19:55
akberlinさん
そうなんですよ。海外生活経験者からすると、状況の説明を「しないといけない」ぐらいの感覚になってしまうので、日本の生活の中では本当に気をつけないといけないです。でも「言い訳が多い」と面と向かって言った人は初めてで、面食らいましたが、いい教訓だったのだと思って今後に活用したいと思います。
投稿: harumi | 2006年8月24日 (木) 23:23