兼ねてからエントリしてきた通り、転居して片付くやいなや、すぐに猫を譲りうけた。それはもう突貫工事の壮絶な片付けだった。猫はダンボールに入り込んで眠ってしまったりするので行方不明になるからだ。12/29に迎えたのは、2匹。予定されていたもう一匹は都合でもう少し後にやってくることになった。では、うちの子になった2にゃんの紹介をしよう。
うちの次男、アメリカン・ショートヘアーの檸檬(レモン)、オス6ヶ月。
普段余り人の訪れることのない静かなキャッテリーさんにいたせいか、初めて訪問した時も一堂にびびりまくられたが、檸檬もまた我が家にやってきてからは、まさしく「借りてきた猫」そのものだった。ちょっと大きな音がしても、物陰ににすっ飛んでく。何か注意されても、しょぼんとしてすっ飛んでく。なんだか気の毒・・・。
そして三男、楓(かえで)ベンガル、オス、4ヶ月。
この子は外見に似合わず、とっても甘えん坊。赤ちゃん抱っこされたまま寝たり、抱っこ大好き猫。ブリーダーさん宅では大らかに育てられており、人にも他の成猫にも慣れているので物怖じしない。
2匹の猫は、同時に家に放たれた。さて、どうなるか・・・。当然ながら、フンフンとにおいをかぎまわり、家を探検。
どんどんにおいをかぎつつ進むのが、楓。怖いもの知らず。ずんずんと進んでいく。
「ふーん、ここがリビングね。キャットタワーもあるし、床もあったかいね。ソファもあるし。いいんじゃない?」
ざっと探検して、納得してしまったようで、もうどこでも我がもの顔。このあたりの大雑把さは、うちの息子に似ている気がする。
檸檬は、慎重な彼らしく、ちょっとにおいをかいでは、物音がするたびに物陰に逃げ込む。
第一のシェルターに選んだのは、ストリップ階段の下。(^_^;) 警戒心バリバリですね~。
そして2にゃんは出会った・・・。出会い頭。手を挙げて、うなったのは楓。パンチもしない、爪もでていない。しっぽも膨れていない。ちょっと脅かしただけ。でも檸檬はすっ飛んで逃げた。(^_^;)
さらにこのシェルターに逃げ込んでいる檸檬を、楓は上の段から下に向かってちょっかいを出す。猫パンチにもなっていないのだが、檸檬は未知の猫に対し、なすすべ無し。とりあえず、逃げる。口をはさむか否か悩んだが、ここは争いにもなっていないので黙って見守る。
次に選んだのは、下駄箱の中。靴を整理していたら気に入ったらしいが、整理が終わって閉めたら、後から入ろうと思っていた檸檬は扉の前でガーンとショックを受けていた。(^_^;)
仕方なく、檸檬が次に選んだ避難場所はストリップ階段の中ほど。ここは大きな窓があり、窓の外が見渡せることや、高いところから楓を見下ろせて優位になることなどから、かなり気に入った様子。でも階段は寒いから、暖かいリビングにおいで~・・・と誘っても、ガンとしてここにいる。(^_^;)
気の毒がった夫がなだめている。

最後に落ち着いたのが、階段下のこの「あったかかまくらハウス」。ここにうずくまって出てこない。たまに出てきても、物音がすれば飛び込み、ちょっと注意するとしょぼんとしてここに入る。不憫・・・。(^_^;)
一方、楓はと言えばもうすっかり家人にも慣れ切って、いきなり夫の傍らで爆睡している。大した肝っ玉である。
正月用品の袋からもベンガル模様が見え隠れしているし・・・。(^_^;)
一方、檸檬も少し気持ちがほぐれてきたらしい。おもちゃで遊んでやると、さっきまではそれどころではなかったけど、ちょっと反応を示すようになってきた。良かった良かった。
楓と廊下で出会い頭に会っても、もう怯えない。「このベンガル、動きが幼い。見切った!」とでも思ったか?
そうこうして、一日は終わろうとしていた。夜は夫婦の寝室に連れて行き、楓は私の布団の枕元、檸檬は私の足元(あんかの熱で暖かいのだろう)で寝た。
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