今回、新居に猫たちを迎えるに当たり、一番悩んだのが、トイレとトイレの猫砂である。
実は、猫はトレーニングをすれば人間の水洗トイレを利用できるようになる。そのためのツールも販売されているし、そんなものを使わなくてもノウハウ本やネットで経験談が検索できる。我が家は、これはいい、そうすれば臭いの問題は一気に解決するではないかと考えた。そして、更にしつければトイレも流すかもしれない、と床下15cmに猫専用にフラッシュボタン(水流しボタン)まで取り付ける手筈を整えていた。
しかし、色々と猫のことを勉強するにつれ、尿や便が猫の健康状態の大きなバロメータとなることが分かり、水洗トイレでその異常の発見が遅れてしまい、取り返しのつかないことになったらと考えたら、やはり猫砂にしてもらった方が良いのだろうと考えが変わった。従って、住宅メーカーに発注したトイレの猫用フラッシュボタンはキャンセルを申し出たが、時既に遅く住宅メーカーには現物が届いており、払い戻しは効かなかった。まぁしかし、取り付けないということはOKだったので、床下15cmにある不自然なコントローラの存在は無くすことができた。また、猫は流れる水を見るのが好きだと聞いているので、これが格好のおもちゃになりかねなかったので、水際(文字通りだわ)で防げたのはまだ救いがあった。(デフォルトでトイレの蓋を開けておくとトイレの中の水を飲むツワモノもいるという事実を知り、ますます引いたというのもある。)
話が逸れた。
恐らく、このブログでも度々この先エントリされることになるであろう猫砂の話題。既にあちこちを検索していると、猫飼いさんが皆さんあれこれ試していることが分かる。それを読んでいると、既に私は猫砂ジプシーとなるであろうことを確信している。
私の猫砂選びのポイント
・猫がなめたり、人間が粉塵を吸っても害がないもの。(なるべく自然な素材)
・燃やせるゴミに出せること(トイレに流すことも視野に入れていたが、環境破壊だと気づいて、方針転換)
・固まり、臭いを取るという猫砂の機能を満たしていること
・指の間や肉球について散らばりにくいこと
とりあえず今回選んだのは
ドイツの森の砂(ヤマヒサ)
ウッドチップ系の猫砂が固まるのは、鉱物系のゼオライトが入っているからだと指摘する意見もあるのでちょっと心配だが、実際の消臭効果がやや弱くてもその木の香りで余り臭いを感じなくなるという意見が多い。(人間のトイレの芳香剤がなぜ無香料より香料入りが売れるかと言えば、脱臭効果が同じ場合、何らかの香りがあるほうが脱臭効果が高いと人は錯覚するからであるとリポートで読んだことがある。もちろん香りでごまかすのは人のも猫のも問題外だが。)ということで、これはウッドチップ系の中でも比較的固まりも良いようなので、まずはトライ。
それと、昨今の基本、おから系。キャッテリーさんの中にはトフカスサンドを使ってらっしゃる方もあったので、馴染みは早いかもしれない。で、色々色々色々色々・・・と調べて、とりあえずマイナーではあるが、最先端の脱臭技術を取り入れたこれをチョイス。
カラリン(エンゼル)
おからの猫砂に、エファロンという最先端のグラフト重合技術を応用して強力脱臭。なんと部屋の中の他の臭いまで除臭するという。原材料は全て自然界の成分で、猫がなめても問題ないとのことで、試すことにした。この技術は最近注目なので、それ自体は嘘ではないかもしれないが、問題は「固まり方」「底の方で崩れていかないか」「猫が使いたくなる感触か」「粉塵が上がらないか」だ。一応、メーカはそれを主張しているが、使い勝手は、使ってみないと分からないからね。それに人間が素晴らしいと思っても、猫たちが気に入ってくれなければ何にもならない。おからにしては珍しくトイレには流せないが、まぁこれは上記の通り流さない方が環境には良さそうなので、とりあえず良しとする。
個人的には、そのあたりで買える猫砂に、自分で猫砂用ヒノキチップを混ぜて使うという方法が香りの面でも気分良く使えそうなのであるが、目的のものはなかなか入手困難のようなので、バッサリと「木質系」と「おから系」に分けて1階と2階に置いてみることにしよう。
猫飼いさんで、上記の砂の使用感や、お奨め情報、やめた方がいいよ、という話があればぜひコメントくださいまし。m(__)m
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